新潟 西港
新潟 西港
本日より鉄スクラップ船積み開始です🚢
海外市況
現代 BID 2/25
H2 @57,000円
SD @62,500円
HS @62,500円
SB @62,500円
今回25万トンのオファーが集まり現代が購入した数量は4万トン弱に留まりました😲
トルコ
米屑 CFR@$514
ロシアの侵攻後$10程度値上がりしています!
ビレットも現状FOB@$720〜$730程度まで値上がりし一気に$20ほど値上がりしています!
トルコはここ数年でロシアビレットの購入量を引き上げておりロシアビレットの15%を輸入しているので依存度は高いと思われます。
ビレット輸入量
2021年度
ロシア 114万トン
ウクライナ 32万トン
インド 3万トン
ロシア貿易実態
ロシアは毎年700万トンのビレットを輸出しています。ウクライナも170万トンの輸出を行なっており今回の影響で900万トン弱のビレットに影響が出ると思われます!
ロシアの鉄スクラップ輸出も年間470万トンあり輸入国には影響が出ると思われます!
ロシアビレット輸出先
(2021年度)
- トルコ 114万トン
- 台湾 109万トン
- フィリピン 51万トン
- カザフスタン 50万トン
- 中国 35万トン
- イタリア 31万トン
ロシア鉄スクラップ輸出先(2021年度)
- トルコ 253万トン
- CIS 95万トン
- 韓国 59万トン
- 欧州 38万トン
- アフリカ 15万トン
韓国
ロシアからのスクラップ輸入量は59万トンで全体の10%〜15%を占めてます。スクラップ購入量に影響が出ると思われます。
2位台湾、3位フィリピンはロシアのビレット依存度が高く30%〜40%をロシアに依存しています。もし輸入規制がかかれば他国からのビレットを検討する可能性があります!
中国
年間のビレット輸入量は1,000万トンで内訳は下記の通りです。
- ベトナム 230万トン
- インドネシア 130万トン
- インド 115万トン
- オマーン 114万トン
- イラン 110万トン
“ - ロシア 49万トン
- 日本 36万トン
” - 韓国 1.5万トン
ロシアへの依存度が少ない分ロシアから安くビレットが入る様になれば他からのビレット購入量を減らす可能性があります。
スクラップ上げ要因
- ロシアスクラップ(ビレット)の輸入が出来なくなりアジア各国から日本へのオファー量が増える。
- 東南アジアからベトナムへのビレットオファーが増え、ベトナムのスクラップ購入量が増える。
- トルコは黒海の航行不安が有った場合は欧米からのスクラップ購入が困難になりスクラップ、ビレット価格の上昇。
スクラップ下げ要因
- ロシアがビレット輸出を中国に頼り中国が購入した場合相場暴落の可能性も!
- 原油高騰により輸送コスト増加に伴いスクラップの輸出が鈍くなる。
※あくまでも個人の見解です。
ロシアと中国の仲間意識がどの程度かにより世界的な動きは随分変わって来ると思います。